AISEKI BEACH HOUSE
あいせきびーちはうすAISEKI BEACH HOUSE

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AISEKI BEACH HOUSEとは?
相席居酒屋「相席屋」を運営する株式会社セクションエイトが、鎌倉・由比ガ浜にて2017年7月1日(土)~2017年8月31日(木)の二ヵ月間オープンする計画を立てていた海の家。2017年6月30日に鎌倉市議会による反対決議を受け、オープンを見送る事となった。
AISEKI BEACH HOUSEは初対面の男女が同席できる「相席居酒屋」形式の海の家となっており、女性はドリンク無料、テーブルチャージや料理代のみで利用可能。男性は1チケット500円チケットオーダー制となっており、1名から利用可能なスタンディングエリアと、2名以上で利用でき予約可能なシートエリアが設定されていた。
通常シート、VIPシート、ROYAL VIP シートから成るシートエリアは、テーブルチャージ制となっており、1時間あたり1000~3500円のチャージがかかる仕組みとなっていた。
鎌倉市長による反対コメント
2017年6月30日に投稿された鎌倉市長松尾たかし氏のブログにて、AISEKI BEACH HOUSEについてのコメントが書かれています。
本来の海の家の目的としては、海水浴に来た幅広い人々の利便性を提供する為の施設であり、着替えや飲食などのサービスを提供するものであるとの考えから、そこから逸脱したAISEKI BEACH HOUSEのスタイルは受け入れられず、出店取りやめや営業形態の変更を申し入れる内容が投稿されました。
鎌倉市には、海の家の出店や営業形態を規制する法的な権限はありません。しかしながら、海水浴場の開設者という立場から、この出店事業者に対して、『鎌倉の海水浴場にふさわしくない海の家の出店の取り止め』や、『営業形態の変更』を申し入れています。
海の家について|「温故知新」 鎌倉市長 松尾たかし
鎌倉市議会による反対決議
2017年6月28日に、市が現地を調査し風紀の乱れが懸念される事から、AISEKI BEACH HOUSE側に出店停止や営業形態の変更を求めたが応じられなかった事もあり、6月30日の議会にて、出店に反対する決議を全会一致で可決する運びとなった。
女性が無料である事で過度の飲酒が発生する可能性、家族連れが訪れるビーチの施設として、未成年が入れない形態は好ましくないという事などを、市側は問題視した結果となっています。
AISEKI BEACH HOUSE問題
株式会社セクションエイトの主張としては、婚活支援を目的としている店舗であり、しかるべき手順で営業許可申請を提出し許可ももらっていたこともあり、出店停止には応じれないスタンスであったようだが、最終的には関連の情報が全て削除されている事からオープンは断念したようである。
海の家の営業許可については、看板や外観などの設備面を対象としており、今回の様な営業形態まではチェックがされていない事もあり、今回のような事態になったようです。
なお、『「相席」海の家、中止求めた市に知事が違和感(2017年7月5日)』という見出しを付けた記事がYOMIURI ONLINEにて掲載され、見出しの上ではさも鎌倉市議会の対応に問題があるように記載されていますが、内容を見ると「詳細が分からない為コメントを差し控える」というのが近いニュアンスだと感じられます。
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