恋愛低体温症
れんあいていたいおんしょうrenai-teitaionshou
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恋愛低体温症とは?
恋愛に対して積極的ではなく、逆に面倒だと感じてしまっている意欲の低い女性の事を指す言葉です。男性に対してときめかない、自分に自信が無い、恋愛自体が億劫であるなどの特徴があります。
2009年当時に、恋愛に対して積極的に行動をしなくなったアラサー世代の女性を指して使われたのがきっかけです。
恋愛に積極的なアラフォーに対して、就職氷河期を乗り越えて仕事に手一杯で恋愛に積極的ではない女性との温度差から来た言葉であると考えられます。
また、恋愛低体温症以外にも恋愛冷え性という呼び方をされる事があります。
2009年1月5日号の「an・an」の特集「恋が始まる絶対温度」や、『「婚活」時代』の著者である白河桃子氏が日経ビジネスオンラインに掲載をした『「恋愛は面倒くさい、」低体温なアラサー女子たち』というコラムなどが、世に広がるきっかけになったと考えられます。
恋愛低体温症が生まれた要因
恋愛低体温症に代表される恋愛に対しての意欲の差が生まれた理由としては、当時の社会状況が挙げられます。
2009年頃のアラサー女性というのは就職氷河期になんとか就職をして、仕事をバリバリとこなしている、もしくは仕事に追われている状況でありました。
求人状況が買い手市場から売り手市場にシフトしていく中で、もともと望んでいた仕事に転職しようとしている女性もいたと推測されます。
そういった自分の事で手いっぱいの状況で、異性に使う時間を確保するよりは自分のストレス解消や健康の維持に使っていく事を女性が選んでも当然でしょう。
よく男性が「女心は分からない」と言っているのと同じぐらいに、女性も「男心は分からない」と思っています。
そんな良く分からないものを理解しようとする時間を取る気力もなく、美容の話題が出るけれども、仕事に追われてそういった事に乗り遅れている自分が、女性として魅力が無いのかもしれないという感覚を持つのも当然でしょう。
また、仕事と家の往復によって出会いも無くて、もちろん周りに気になる男性というのもいない状態で、代り映えのない男性にときめくというのも無理な話です。
恋愛への機会も自分を高めるための時間もあまり取れない中で、自分の生活とそれを支えている仕事をいかにこなすのか?に意識が行くのも仕方ないと言えるでしょう。
『恋愛低体温症』を見た人が興味をもった用語
- 合コン1970年代ごろから広く使われ始めた言葉で「合同コンパ」を略して合コンと呼びます。現在の合コンは、「男女合同のコンパ」の意味合いが強く、男女それどれに人を集めてグループを作り、男女同数で行う出会い目的の飲み会であると認識されることが多いです。
- 婚活難民社会的な地位や信頼もあり恋愛経験もそこそこにあるが、婚活を行っても様々な理由から結婚できていない男女の事を婚活難民と呼びます。2013年2月16日に光文社より出版された、にらさわあきこ氏の著書、「婚活難民」がきっかけとなり広がったと考えられます。
- 婚活ブーム2008年3月に刊行された書籍『「婚活」時代』が発端となり発生したブーム。男女の出会いの場や、自分磨きの為のサービスが生まれ利用者が急増しました。一方で、高年収男性との結婚を意識させ女性に消費させるビジネス面での仕掛けの存在を指摘する声もあります。
- 婚活女性の社会進出、晩婚化、核家族化などの社会状況の変化が自由恋愛を促進し、結婚をする為には就職活動(就活)のように積極的な「結婚活動」が必要になった事から生まれた言葉。社会学者、山田昌弘が提唱した造語。同氏の著書『「婚活」時代』が流行の発端となった。
- 草食系男子恋愛経験もなく女性と会話ができないナヨナヨとした男性のイメージで使われる事が多い。本来の意味としては、恋愛経験も女性経験もあり気遣いもでき穏やかだが、恋愛には積極的ではない男性を指す言葉である。『non-no』で紹介される事で世に広がった。
注目度の高い婚活用語
- メシモク男性にご飯をおごらせてフェードアウトする女性の事を、飯目的という言葉を略して「メシモク」と呼ぶ。類似表記として「飯目」「めし目」「メシ目」などがあります。他にも女性が無料で利用できる相席居酒屋等でレスポンスが悪い女性を指す事もあります。
- マッチングサービス本来の意味は、様々なニーズをもつ人々や事業を最適な形で引き合わせるサービスや事業者の事を言います。婚活の場においては男女を結び付けるサービスがマッチングサービスとなりますが、主にインターネット系の一部のサービスがマッチングサービスと呼ばれています。
- マッチングアプリマッチングアプリとして一般的なものは婚活系のマッチングサービスが提供するアプリです。最近では出会い系サイトもマッチングサービスの名を語っていますが、「厳密な審査」「月額料金制」「マッチングシステム」に大きな違いがあるので利用の際に注意が必要です。
- 結婚活動きちんとした活動をしなければ結婚が難しい状況に変わってきており、結婚する為には出会いの場への参加や自己研鑽等の活動が必要だという提言が元になった言葉です。なお、就職活動を短縮した「就活」という言葉を模して、結婚活動は「婚活」と呼ばれています。
- 婚活バー別名シングルスバー。海外の独身者のみが交流するバーを元に、婚活という言葉が流行しはじめた2008年頃に誕生しました。男性は有料、女性は無料もしくは低価格、完全会員制で名刺の提出や本人確認を求められ、身元のきちんとした独身の男女が集まるバーです。