婚活ビジネス
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婚活ビジネスとは?
婚活ビジネスに該当するものとしては、主に男女の出会いを促進し結婚をサポートする為のサービスが当てはまります。
例えば、結婚相談所やお見合いパーティ、仲人サービス、婚活バー、婚活カフェなど、イベントや店舗等のサービスから、ネット上のマッチングサービス、合コンセッティングサービスまで、様々なサービスが存在しています。
最終目的があくまで結婚を目的としている為、ただ出会いを提供しているだけのサービス(例えば出会い系サイト)などとは異なったシステムやサービスを提供している場合が多く、男女のマッチングに関しては、本人確認などの各種証明書の提示から厳密な会員審査まで、利用者が不安をもって利用できないように配慮がされています。
広い意味でとらえた場合の婚活ビジネス
婚活自体が目的とするところが、結婚をしたいが結婚できていない人をサポートするというものです。
ですが、出会いの場を提供すれば成功するものではなく、実際に男女が顔を合わせた際の服装やマナーなど、出会いの先にも重要なポイントがいくつもあります。
そういった、マナーやファッションのアドバイス、衣装のレンタル、美容、ダイエットなどなど、様々なサポートを含めて婚活ビジネスと考える事が出来ます。
また、自分磨きなどのスキルアップの為の資格取得、お料理教室などのような素養を獲得する為の習い事なども、より良い自分をアピールする方法の一つとして、婚活ビジネスに数えられることがあります。
婚活ビジネスの問題点
明確な基準や認定が存在している訳ではないので、何でも「婚活」とつけば婚活ビジネスとなってしまうという問題があります。
例えば、婚活バー(シングルスバー)という名前を付けていても、実体は女性を雇っているにもかかわらず、さも自然な出会いの場としてふるまって男性を集めているお店もあります。
昨今では、店側が報酬を支払い女性を確保していながら、あたかも一般的な出会いを演出しているかに見せかけた接待飲食店の宣伝をインターネット上でも見かけるようになりました。
お客様に対する重大な背信行為であると同時に詐欺とも言えます。
Singles Bar GREENとは
これは婚活バーだけの話ではなく、お見合いパーティでも似たような事があります。
お見合いパーティの事例でよく見かけるのがこういった形です。男性は婚活イベントという名目で集めているのですが、女性は全く別のイベント名で集めるといった形で無理やり婚活パーティを開催するといった手法です。
また、美容業界などでも婚活という言葉でお客さんを引っ張ってきて、高額なローンを組ませるなどの被害も出ています。
これは美容だけではなく、ファッションや資格などでも同様の事例が起こりやすいといえるでしょうでしょう。
運用の手際がまずい、集客力が弱いなどの、サービスの質を語る以前に、事業者のモラルによって婚活の本来の目的が達成できない事例も出てきています。
婚活ビジネスを探す際には、お金をかければいくらでも体裁を整えられるサービスの規模や知名度に目を向けるのではなく、どういった方針でもってサービスを提供しているのかをしっかりと見極める必要があるでしょう。
婚活ビジネスのポイント
婚活ビジネス自体は参入しやすく、現業からの派生という形で行う事が出来ますが、一番問題となるのが集客とサービスのクオリティにあると言えるでしょう。
特に男女のマッチングを目的とした場合、利用している会員数が少ない事で利用者が定着せずにリピート客を取りこぼす事となります。その為、集客数とその質ががビジネスを左右する可能性が非常に高いと考えられます。
実際、大手のFacebook婚活サービスなどは初月から最低でも数百万円単位での広告投資を行っていますし、実際に婚活関連のキーワードでクリック広告を出そうとすると、広告1クリックだけで数百円などというコストになっている現実もあります。
ネットサービスのみならず、一般の婚活パーティや婚活バーなどの集客も同様に市場の影響を受けますので、こういった広告業界の動きとは全く無関係ではなく、また集客力の有無が婚活ビジネスの成功のポイントになっていると想定できます。
また、前述の問題にも挙げたように、人が足りない部分を本気で婚活していない層にも拡大することで、顧客満足度に影響を与えますし、サービスの信頼度低下にもつながります。
それによって事業自体が短命に終わる可能性た高くなりますので、目先の利益に囚われない事業者のスタンスが問われます。
『婚活ビジネス』を見た人が興味をもった用語
- シングルスバー独身者が気軽に交流できる海外のSingles Barを元に会員制を取り入れて日本独自の形で展開をした婚活バーの事。六本木のSingles Bar GREENが日本初のシングルスバーと言われ、婚活ブームによって同様の形態のバーが全国に生まれました。
- マッチングイタリアン本格シェフの作るイタリアンを食べながら異性との様々な出会いを楽しむサービスの事を指す。「恋愛コンセプトカフェ ロハス」が銀座と池袋に店舗を展開し、安心感の強い婚活バーのシステムを踏襲しながらも、気軽に利用できるよう様々な仕掛けで工夫を凝らしている。
- 婚活疲れ婚活疲れは婚活ブームの中で生まれた言葉です。婚活をしているが中で、行動に結果が伴わない状態が続くことで、婚活自体が苦痛となってくる様子を示します。メディアが次々と提案する婚活像を追う事で、キャパオーバーになることも一つの要因として考えられています。
- AISEKI BEACH HOUSE相席居酒屋「相席屋」を運営する株式会社セクションエイトにより、鎌倉・由比ガ浜にて2017年7月1日よりオープンが計画されていた「相席居酒屋」形式の海の家。営業形態に問題があると鎌倉市議会による反対決議が可決され、オープンが見合わされる結果となった。
- オタク婚活職場やお見合いパーティではいわゆるオタクに該当するような趣味をオープンにすることは難しい為、趣味を元に恋活・婚活をするようなイベントが増えています。オタク婚活向けに主にアニメや漫画、ゲームなどの趣味を持つ男女向けのイベントが多く開催されています。
注目度の高い婚活用語
- メシモク男性にご飯をおごらせてフェードアウトする女性の事を、飯目的という言葉を略して「メシモク」と呼ぶ。類似表記として「飯目」「めし目」「メシ目」などがあります。他にも女性が無料で利用できる相席居酒屋等でレスポンスが悪い女性を指す事もあります。
- マッチングサービス本来の意味は、様々なニーズをもつ人々や事業を最適な形で引き合わせるサービスや事業者の事を言います。婚活の場においては男女を結び付けるサービスがマッチングサービスとなりますが、主にインターネット系の一部のサービスがマッチングサービスと呼ばれています。
- マッチングアプリマッチングアプリとして一般的なものは婚活系のマッチングサービスが提供するアプリです。最近では出会い系サイトもマッチングサービスの名を語っていますが、「厳密な審査」「月額料金制」「マッチングシステム」に大きな違いがあるので利用の際に注意が必要です。
- 結婚活動きちんとした活動をしなければ結婚が難しい状況に変わってきており、結婚する為には出会いの場への参加や自己研鑽等の活動が必要だという提言が元になった言葉です。なお、就職活動を短縮した「就活」という言葉を模して、結婚活動は「婚活」と呼ばれています。
- 婚活バー別名シングルスバー。海外の独身者のみが交流するバーを元に、婚活という言葉が流行しはじめた2008年頃に誕生しました。男性は有料、女性は無料もしくは低価格、完全会員制で名刺の提出や本人確認を求められ、身元のきちんとした独身の男女が集まるバーです。