寺社コン
じしゃこんjisha-kon
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2009年に始まったお寺や神社が好きな独身男女を集めた婚活イベント。婚活パーティの様に自己紹介やPRタイムなどはなく、落ち着いた雰囲気で拝観や写経などに参加でき、自然な形で出会いが見つかるのが特徴。御朱印ブームで参加者が増えているイベントである。
寺社コンとは?
お寺や神社が好きな男女を結び付ける縁結びの為のイベントを寺社コンや寺コンと呼びます。
特定のお寺や神社に訪問をし一緒に拝観をしたり、座禅や阿字観、護摩祈祷、写経や写仏などの体験を通じて交流を行っていきます。変わったところでは精進料理を楽しんだり、普段はなかなか体験できない滝行を行うものなどもあります。
寺社に興味をもつ方という事で、落ち着いた雰囲気の男女が多く、和やかにイベントが進んでいくのが特徴です。昨今の御朱印集めブームや御朱印ガールのブームから寺社に興味を持つ男女も多く、参加男女の年齢層も幅広いものとなっています。
また、婚活イベントにありがちな自己紹介の時間やアプローチの時間もなく、拝観やイベントを重視していますので、本当に寺社が好きな未婚の男女を集めようというイベントである事が分かります。
メインが寺社にある事で、一般の婚活・恋活系のイベントに比べて真面目に参加をしている人が多いと言われています。
参加費は交通費と拝観料や写経などのイベント参加料のみの場合が多く、別途開催される懇親会は別料金となる事もありますので注意が必要です。
寺社コンの始まり
寺社コンが誕生したのが婚活ブームに沸く2009年。宿坊研究会の堀内克彦氏によって始められたものが、世間に認知されて拡大したのではないかと考えられます。
2010年には臨済宗妙心寺派の若手僧侶がサポートし、たくさんの費用をかけずに婚活をするイベントとして吉縁会の寺コンイベントが開催されるなど、寺社が主導する婚活イベントもあります。
仏教は縁を大事にする事もあり、そういった精神を元に真面目に実施されている点でイベントとしての信頼度も高いでしょう。
『寺社コン』を見た人が興味をもった用語
- 釣り婚活釣り好きが集まり、釣りをしながらコミュニケーションを行う婚活イベント。釣りの後はキャンプ場などでバーベキューを行い、その後カップリングのイベント等のレクリエーションタイムに入る形式が多い。釣り堀や釣り筏などで行うので釣りの道具の準備は必要ない。
- 結婚活動きちんとした活動をしなければ結婚が難しい状況に変わってきており、結婚する為には出会いの場への参加や自己研鑽等の活動が必要だという提言が元になった言葉です。なお、就職活動を短縮した「就活」という言葉を模して、結婚活動は「婚活」と呼ばれています。
- 「婚活」時代2008年3月に刊行された社会学者の山田昌弘とジャーナリストの白河桃子の共著。婚活ブームのきっかけとなった。就職時のようなきちんとした活動をしなければ、結婚できない時代になっている事を指摘し、結婚したいができない人には支援が必要だと提言している。
- 合コンセッティングサービス登録者の中から相手を探して申し込み、合コンを開催出来るサービス。日程調整からお店探し、予約までの面倒な作業を代行することで手数料を得ている。婚活ブームの際に注目されたサービスで、様々な趣味コンを積極的に開催するなど婚活サービスに様々な影響を与えた。
- 婚活疲れ婚活疲れは婚活ブームの中で生まれた言葉です。婚活をしているが中で、行動に結果が伴わない状態が続くことで、婚活自体が苦痛となってくる様子を示します。メディアが次々と提案する婚活像を追う事で、キャパオーバーになることも一つの要因として考えられています。
注目度の高い婚活用語
- メシモク男性にご飯をおごらせてフェードアウトする女性の事を、飯目的という言葉を略して「メシモク」と呼ぶ。類似表記として「飯目」「めし目」「メシ目」などがあります。他にも女性が無料で利用できる相席居酒屋等でレスポンスが悪い女性を指す事もあります。
- マッチングサービス本来の意味は、様々なニーズをもつ人々や事業を最適な形で引き合わせるサービスや事業者の事を言います。婚活の場においては男女を結び付けるサービスがマッチングサービスとなりますが、主にインターネット系の一部のサービスがマッチングサービスと呼ばれています。
- マッチングアプリマッチングアプリとして一般的なものは婚活系のマッチングサービスが提供するアプリです。最近では出会い系サイトもマッチングサービスの名を語っていますが、「厳密な審査」「月額料金制」「マッチングシステム」に大きな違いがあるので利用の際に注意が必要です。
- 結婚活動きちんとした活動をしなければ結婚が難しい状況に変わってきており、結婚する為には出会いの場への参加や自己研鑽等の活動が必要だという提言が元になった言葉です。なお、就職活動を短縮した「就活」という言葉を模して、結婚活動は「婚活」と呼ばれています。
- 婚活バー別名シングルスバー。海外の独身者のみが交流するバーを元に、婚活という言葉が流行しはじめた2008年頃に誕生しました。男性は有料、女性は無料もしくは低価格、完全会員制で名刺の提出や本人確認を求められ、身元のきちんとした独身の男女が集まるバーです。