婚活疲れ
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婚活疲れとは何か?
婚活疲れというのは、婚活パーティなどのイベントの参加や様々な自己研鑽を長期にわたって続けていったが、そこで思うような成果が得られないことに対して徒労感を感じ、自信の喪失や自己否定、やる気が出なくなるなどの症状から婚活に向き合えなくなる状況を示しています。
男女共に婚活疲れという症状は見られますが、婚活に積極的な女性から婚活疲れという言葉を多く聞く印象があります。
理由としては様々ですが、例えば理想が高く男性のステータスばかりを見ている女性や、自分のキャパシティ以上の婚活や自分磨きを行っている人がなりやすいと思われます。
婚活疲れという現象はなぜ起こったのか?
大きな要因としては、メディアが煽りイメージする婚活像と現実とのギャップが大きくなった事ではないかと考えられます。
メディアでは、女性は少しでも良い相手と結婚する為に自分磨きが必要というイメージが先行し、そこから想起されたのが高収入男性と結婚して専業主婦となることが婚活の勝ち組というイメージです。
女性はそのためにセルフブランディングに力を入れ、自分磨きに精を出しより良い相手と結ばれる為に頑張っています。
一方で『「婚活」時代』によると、家庭を持ち支える事に対して男性側の意欲はそれほど高くなく、またできれば結婚後も女性にも働いてもらいたいと考える男性が多くいます。
生活水準を維持できて専業主婦ができる収入を持つ未婚の男性というのは1~2割ぐらいです。そこを狙って女性が婚活をしているのですが、女性は理想の相手を追い求めるがゆえに「もっと良い人がいるのでは?」と考えて、まったく妥協が出来なくなります。
結果として、より一層自分磨きに励むこととなりますが、競争が激しく成功率は高くありません。
また、そんながむしゃらな女性の姿を見て一般の男性も逆に気遅れをしてしまいます。仕事が中心の生活をしており、自分磨きに時間を割けない男性にとっては、習い事や勉強会など、積極的に時間を使いスキルアップする女性を逆に敬遠してしまいます。
こうして男女間にすれ違いが生まれてしまい、その結果が婚活疲れにつながっていると言えるでしょう。
『婚活疲れ』を見た人が興味をもった用語
- 草食系男子恋愛経験もなく女性と会話ができないナヨナヨとした男性のイメージで使われる事が多い。本来の意味としては、恋愛経験も女性経験もあり気遣いもでき穏やかだが、恋愛には積極的ではない男性を指す言葉である。『non-no』で紹介される事で世に広がった。
- たこんかつパーティ婚活事業を募集した「いなばの白うさぎプロジェクト」にて採用された、たこ焼きを焼きながら男女の交流を図るお料理婚活イベントの一種。2011年3月6日に開催され、鳥取ふるさとUI(友愛)会によれば3件のカップルが成立、内2組が成婚したとの報告がある。
- 〇〇コン「お料理合コン」や「ゴルフ合コン」といったように、コンパや合コンという言葉を略して使われることが多い。前述のサービスを注力して開催していたのが合コンセッティングサービスであったことに由来する。なお、一部では「婚活」という意味で認識・使用されている。
- Facebook婚活FacebookのIDとパスワードを使って登録・利用ができるマッチングサービスや婚活アプリを指す。交際ステータスや生年月日、性別などの情報が取得される為、会員の質が保たれている。Facebookが公認した公式のサービスではないので注意が必要。
- 婚活カフェ「婚活カフェ」と呼ぶ場合は、婚活バーのカフェ版としてお昼にノンアルコールで婚活をさせるスタイルや店舗を指す場合と、カフェで開催される婚活イベントを指す場合に分けられます。後者の場合は「カフェ婚活」と呼ばれる事もあり呼び方が混在しています。
注目度の高い婚活用語
- メシモク男性にご飯をおごらせてフェードアウトする女性の事を、飯目的という言葉を略して「メシモク」と呼ぶ。類似表記として「飯目」「めし目」「メシ目」などがあります。他にも女性が無料で利用できる相席居酒屋等でレスポンスが悪い女性を指す事もあります。
- マッチングサービス本来の意味は、様々なニーズをもつ人々や事業を最適な形で引き合わせるサービスや事業者の事を言います。婚活の場においては男女を結び付けるサービスがマッチングサービスとなりますが、主にインターネット系の一部のサービスがマッチングサービスと呼ばれています。
- マッチングアプリマッチングアプリとして一般的なものは婚活系のマッチングサービスが提供するアプリです。最近では出会い系サイトもマッチングサービスの名を語っていますが、「厳密な審査」「月額料金制」「マッチングシステム」に大きな違いがあるので利用の際に注意が必要です。
- 結婚活動きちんとした活動をしなければ結婚が難しい状況に変わってきており、結婚する為には出会いの場への参加や自己研鑽等の活動が必要だという提言が元になった言葉です。なお、就職活動を短縮した「就活」という言葉を模して、結婚活動は「婚活」と呼ばれています。
- 婚活バー別名シングルスバー。海外の独身者のみが交流するバーを元に、婚活という言葉が流行しはじめた2008年頃に誕生しました。男性は有料、女性は無料もしくは低価格、完全会員制で名刺の提出や本人確認を求められ、身元のきちんとした独身の男女が集まるバーです。