出会い系サイト
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- 関連キーワード
- マッチングサービス
- 出会い系サイト規制法
- サクラ
出会い系サイトとは?
匿名での出会いを目的としたインターネットサービス全般を指す言葉。
一般的に出会い系サイトという呼び方をされることが多いのが、出会いたい相手を掲示板で募り不特定多数とのメッセージ交換をする、古くからあるポイント制のサービスです。
なお、男女の出会い目的のものが出会い系という認識もありますが、LGBTへの理解が進んだ昨今では同性の出会いを目的としたサイトも見かけます。
一般的に知られている出会い系サイトの多くは、アダルト目的の大人の出会いを探す人々の為の掲示板を設置しており、未婚・既婚問わずに活発なのはそういった目的の掲示板であることが多い。
その為、年齢層や目的が雑多なため、婚活目的で利用する場合に効率が悪いと言われています。
一般的に知られる出会い系サイトとして認識をされる事がマイナスになるサービスなどでは、結婚を目的とした出会いに絞ったものを婚活サイト、新しくFacebookと連携しているサービスについてはマッチングサイトなどと、呼び方を変えることでサービスや目的の違いを出そうという動きもあります。
出会い系サイトの悪いイメージ
出会い系サイトには、サクラや業者の姿が常に付きまとっています。
メールの送受信に高額なお金がかかるサービスでは、売上を上げる目的でサクラを雇用しメールをさせているところもあり、「出会い系サイト=サクラ」といったイメージを持つ男性が少なくありません。
同様にメッセージ交換をする度に女性会員にキャッシュバックするサービスもあった事から、そういった女性会員をキャッシュバッカーと呼び、サクラと同様に嫌がられる存在となっている。
また、出会い系サイトのアダルト目的の掲示場にいる女性は、デリヘルなどの風俗で働く女性が多く存在していると言われ、おこずかいが欲しい一般女性と共に援助交際の温床となっているようである。
他にも、報道などで出会い系サイトをきっかけとした犯罪が報道される事で「出会い系サイト=危険」というイメージを持つ人も少なくはない。
危ないのは出会い系サイトではない?
出会い系サイトを発端にした様々な事件がメディアを賑わせることが多いが、本当にそれが私たちが認識している出会い系サイトでの事件であるかははっきりとしていない。
大手の匿名SNSを利用して起こった事件や、匿名チャットアプリなどを利用した事件なども含めて、メディアでは出会い系サイトで発生した事件として一括りにしているという指摘もある。
実際、警察庁の出している情報にある通り、未成年を対象にした出会い系サイトに関する事件は大幅に減っています。
数字を見れば一目瞭然なのですが、コミュニティサイト経由の事件の方が、平成20年以降出会い系を上回っている状況です。
○ 出会い系サイトに起因する事犯の被害児童は93人。平成20年の出会い系 サイト規制法の改正(事業者の届出制、事業者の被害防止措置の義務化等の導入など)以降は大幅に減少。
○ コミュニティサイトに起因する事犯の被害児童は1,652人。平成20年以降は増加傾向。
出会い系サイト及びコミュニティサイトに起因する事犯の現状と対策について_平成27年
また、未成年については携帯電話のフィルタリング機能によって閲覧制限をされていても、コミュニティサイトの犯罪に巻き込まれている事もあり、犯罪の場が一般のコミュニティサイトに移っていると考えられます。
その為、大手のサービスである事や、出会い系サイトではない認識のサービスであっても、決して安心をすることなく利用する必要があります。
ネットサービスの利用に対しては、基本的なネットリテラシーの向上が必要だと言えるでしょう。
出会い系サイトと婚活
婚活目的で一般の出会い系サイトを利用するのはあまり効率が良くないと考えられています。理由としては、利用目的も、年代も、目的も、既婚・未婚も違う数多くの利用者が存在しており、その中から結婚を意識している人を探すのが難しいからです。
また、大手の出会い系サイトであっても、活発に動いているのはいわゆる大人の出会いという、アダルト目的の利用者です。
そういった不純な目的の利用者が、真面目な出会いを求めている人に対してもちょっかいを掛けてくることがあり、結果的にヤリ目といった身体目的だったという事も往々にしてあり得ます。
そういった理由から、結婚を意識して出会いを探している人は出会い系ではなく、婚活を目的としたfelizやpairsの様なマッチングサービスを利用する事をお勧めします。
婚活系のサービスは大丈夫なのか?
大枠で考えると出会い系サイトに属し、いわゆる「出会い系サイト規制法」に基づいて事業者の届出を行っているサービスも多いですが、運営者の自主努力や仕組みの違いから一般の出会い系サイトで発生しているようなトラブルとは無縁です。
例えば、マッチングサービスではFacebookとの連携を行い、Facebookの生年月日や交際ステータスの情報を取得することで、未然に不正な利用を防ぐ対応を行っています。
また、各種証明書によって本人確認を行う事でインターネット上ではより信頼度の高い相手と出会う事が可能です。
反面、出会い系サイトとは異なり、昔からある結婚詐欺をはじめとして宗教、マルチ商法、投資などの勧誘が存在していると言われます。
いずれにせよ、全てをサービスの運営者に任すのではなく、きちんと自衛することが必要だと言えるでしょう。
- 関連キーワード
- マッチングサービス
- 出会い系サイト規制法
- サクラ
『出会い系サイト』を見た人が興味をもった用語
- 異業種交流会ビジネスマッチングや人材スカウトの場として主に利用されるが、意識やステータスの高い男性を捕まえる場として、異業種交流会を利用するキャリア女性も少なくない。職業を聞く事をはばかられない点や、自由に会話できる事などがメリットとして挙げられる。
- 出会い系サイト規制法少年少女への犯罪を減らすことを目的に平成15年6月施行され、異性紹介業者に18歳未満の利用規制と年齢確認を義務付けた。スマートフォンの普及により犯罪のきっかけとなる出会いの場が出会い系サイトから様々なアプリに移行したため効果には疑問が出ている。
- 合コン1970年代ごろから広く使われ始めた言葉で「合同コンパ」を略して合コンと呼びます。現在の合コンは、「男女合同のコンパ」の意味合いが強く、男女それどれに人を集めてグループを作り、男女同数で行う出会い目的の飲み会であると認識されることが多いです。
- feliz株式会社Moving Media Worksが提供する婚活・恋活向けのマッチングサービス。Facebookの認証機能を利用することで年齢詐称や既婚者の利用を防ぎ、細かな監視体制を敷くことで、より確実な出会いが見つかるサービスとして評価されている。
- 「婚活」時代2008年3月に刊行された社会学者の山田昌弘とジャーナリストの白河桃子の共著。婚活ブームのきっかけとなった。就職時のようなきちんとした活動をしなければ、結婚できない時代になっている事を指摘し、結婚したいができない人には支援が必要だと提言している。
注目度の高い婚活用語
- メシモク男性にご飯をおごらせてフェードアウトする女性の事を、飯目的という言葉を略して「メシモク」と呼ぶ。類似表記として「飯目」「めし目」「メシ目」などがあります。他にも女性が無料で利用できる相席居酒屋等でレスポンスが悪い女性を指す事もあります。
- マッチングサービス本来の意味は、様々なニーズをもつ人々や事業を最適な形で引き合わせるサービスや事業者の事を言います。婚活の場においては男女を結び付けるサービスがマッチングサービスとなりますが、主にインターネット系の一部のサービスがマッチングサービスと呼ばれています。
- マッチングアプリマッチングアプリとして一般的なものは婚活系のマッチングサービスが提供するアプリです。最近では出会い系サイトもマッチングサービスの名を語っていますが、「厳密な審査」「月額料金制」「マッチングシステム」に大きな違いがあるので利用の際に注意が必要です。
- 結婚活動きちんとした活動をしなければ結婚が難しい状況に変わってきており、結婚する為には出会いの場への参加や自己研鑽等の活動が必要だという提言が元になった言葉です。なお、就職活動を短縮した「就活」という言葉を模して、結婚活動は「婚活」と呼ばれています。
- 婚活バー別名シングルスバー。海外の独身者のみが交流するバーを元に、婚活という言葉が流行しはじめた2008年頃に誕生しました。男性は有料、女性は無料もしくは低価格、完全会員制で名刺の提出や本人確認を求められ、身元のきちんとした独身の男女が集まるバーです。