草食系男子
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草食系男子とは?
恋愛や女性などに興味を持たずに元気のない男性が草食動物を想起できる事から、積極的な肉食系の反対語として草食系男子という言葉はネガティブな意味で使われています。
ですが、本来の草食男子とは、穏やかな性格で協調性があり相手を大切にするイメージの強い男性像だったのですが、いつの間にかメディアによって活動的な女性に対して消極的な男性というイメージを植え付けられました。
結果として「恋愛・結婚が上手くいかないのは男性が草食化したからだ」という風な男性叩きの風潮が生まれる事となりました。
「草食男子」はそこそこもてるので、恋愛経験もセックス経験もあります。
女子からコクられたり(編注:「告白されたり」の略)、ただの女友達でも飲んだはずみでうっかりHしてしまったり(しかもそのあと気まずくならない)、元カノ(同:以前付き合っていた女性、もと彼女)と久しぶりに会えばこれまた深く考えずにHしたりするので、ちゃんとした彼女がいなくても、恋愛やセックスに困ってもいません。第5回 草食男子:日経ビジネスオンライン
上記に書かれているように、本来は恋愛経験はしっかりとありコミュニケーション力もある男性のイメージで描かれていたものが、女性とまともに会話もできない女性経験のないモテない男性というニュアンスで使われ、捉えられる事も少なくありません。
草食系男子という言葉の歴史
草食系男子の元となった「草食男子」という言葉が生まれたのは意外と古く、2006年9月から2008年1月にかけて、日経ビジネスオンライン版にて掲載された「U35男子マーケティング図鑑」のコラム『第5回 草食男子(2006年10月13日)』が始まりです。
コラムの中で深澤真紀さんが、これまでにない新しい人種として「草食男子」を定義しました。その二年後の2008年に『non-no(4月5日号)』で「草食男子」特集をされた事がきっかけで世の中に広がる事となります。
ただ、その後のメディアの展開については「草食=頼りない」というイメージのみが先行していて、女性が積極的に恋活・婚活をしても上手くいかないのは男性が頼りないからだという風潮にシフトしてしまい、一般的にもそういったイメージが定着しています。
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注目度の高い婚活用語
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- 結婚活動きちんとした活動をしなければ結婚が難しい状況に変わってきており、結婚する為には出会いの場への参加や自己研鑽等の活動が必要だという提言が元になった言葉です。なお、就職活動を短縮した「就活」という言葉を模して、結婚活動は「婚活」と呼ばれています。