悪魔の婚活辞典

誕生日
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外見自慢の女性の恋愛市場価値が下がり、仕事に励む男性の市場価値が上がるという不思議な日。最近ではお祝いや気になる異性からのお誘いを気にしながら、婚活アプリをチラチラ見て夜を過ごし、最後は孤独にコンビニスイーツを食す婚活男女が増えてきているらしい。
Attention
この記事はジョークと皮肉と悪意によって書かれた『悪魔の婚活辞典』です。
ここに書かれている内容を参考にした場合、結婚ができないどころか、犯罪者や精神異常者と思われて社会的に抹殺されるかもしれません。
婚活についてきちんと理解を深めたい方は通常の『婚活辞典』でお調べください。

誕生日とは?

女性の恋愛市場価値が下がり、男性の恋愛市場価値が上がると一般的に言われている日。ただし、男女共に一定の年齢を超えるとその価値は世界恐慌並みに暴落すると言われている。

歳をとる度にこの日が来ることが憂鬱になり、人によっては存在自体を完全に忘れ去ってしまう事もあるが、意図的に思い出さないようにしているのか、本当に忘れてしまっているのかは定かではない。

誕生日を迎えた事で急に老け込むわけでもないのに、急にダイエットなどの生活改善や婚活などに励み始める人間もいるが、長続きした例がほとんどなく来年も同じことを繰り返している場合が多い。

また、誕生日の過ごし方の変化はここ数年で著しく、ジャージでコンビニに行きコンビニのお弁当などと少し高めのスイーツで祝う、「ぼっち誕生日」スタイルが主流になってきているが、単に誰にも祝ってもらえてないだけではないかという鋭い指摘もある。

男性にとっての誕生日

特に独身の男性にとっては、誕生日を祝ってくれる女性は自分の母親のみで、コンビニに寄ってコンビニ弁当とスイーツを買い、発泡酒を飲みながらスイーツを箸で豪快に食べる日となっている。

きちんと仕事をしている男性はこんな変な1日を過ごしていても、市場価値が上がるというのは不思議な話ではあるが、仕事モードの男性は3割程度かっこよくなる理論が、そのメカニズムを解決する一つの理由ではないかと推測されている。

また、誕生日に二次元世界の女性にケーキを供えると祝福がもらえるという都市伝説が流行してから、誕生日をパソコンの前で過ごす男性が増えてきており、社会問題になると共に少子化の原因としてやり玉に挙げられ、婚活が必要な理由であると言われている。

女性にとっての誕生日

世紀末が水平線に見え始めた肩パッドが流行っていた時代には、男をおだてて高級ホテルの最上階の部屋でシャンパンをあけながら、ホテルのディナーとケーキと高級なプレゼントを使って、性なる儀式を実行し祝福を行うのがステータスであった。

だが、世紀末を迎えて以降、そういった馬鹿と煙が好きそうなキラキラした場所での行為は廃れ、暑くても寒くても、わざわざ2時間も並んで微妙に高い値段のスイーツを食らうのがスタンダードとなっている。

また、性なる儀式を行える男性が少なくなってきている事が原因となり、祝ってくれる男性も少なくなり、女性通しで過ごす事も少なくない。

婚活男女にとっての誕生日

男性は誕生日のアピールをしない癖に、周りから何も言ってもらえない事で落ち込み、女性は必死にアピールしても「おめでとう」しかレスがない男の甲斐性のなさに落ち込む日。

誕生日に婚活なんて恥ずかしいと思いながら、メッセージが来ていないか婚活サイトをチラ見しながらため息をつき、21時になっても「まだ、お店は開いている」とお誘いを期待しながら婚活サイトをチラ見、最終的に22時を過ぎてジャージ姿でコンビニにパスタとスイーツを買いに行く姿が都内各所で散発的に見受けられる。

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